経理社員個別学習支援システムの開発
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概要
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経理業務では、金銭取引の状況を経理規程や関係法令等と照らし合わせ、また、必要に応じて過去の仕訳事例(金銭取引の状況と、その仕訳結果)を参考にして、仕訳(取引状況に対し、勘定科目を付けること)を行うことが基本となる。仕訳においては、いつ、どこでといった金銭取引の状況のパラメータの変化や他の金銭取引の状況との組み合ねせで仕訳結果が変わることがある。例えば、「懇親会を行い、帰りにタタシーを使った」と、「販売会議を行い、帰りにタクシーを使った」という類似した金銭取引の状況に対して、仕訳結果が、前者は「交際費」、後者は「交通費」と異なる。このような仕訳を習得するには、先例のように仕訳結果が変わる要因を含む仕訳事例(以下、典型事例と呼ぶ)での演習が重要である。しかし、経理専門家が準備できる典型事例は限られており、十分な仕訳演習のためには、より多くの典型事例を蓄積する必要がある。そこで我々は、エキスパートシステムの知識構築法で知られるインタビュー技法[1]を用いて、典型事例を効率よく収集する方法を提案する。本稿では、はじめにプロトタイプの構成、機能について説明し、効果的な学習支援を実現するための前提となる典型事例の蓄積方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
-
吉田 裕之
松下電器産業株式会社九州マルチメディアシステム研究所
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吉田 裕之
松下電器産業株式会社マルチメディア開発センター
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重永 信一
松下電器産業(株) 東京研究所
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今川 和幸
松下電器産業研究本部
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石橋 和子
松下電器産業研究本部
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澤邉 一秀
松下電器産業株式会社 パナソニックAVCネットワークス社 技術統括センター
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重永 信一
松下電器産業(株)
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重永 信一
松下電器産業株式会社 九州マルチメディアシステム研究所
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今川 和幸
松下電器産業(株) 九州マルチメディアシステム研究所
-
澤邉 一秀
松下電器産業(株) 九州マルチメディアシステム研究所
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