マルチコーパスを用いた用例翻訳における単文結合型英文生成方式

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概要

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用例翻訳において、一つの入力文に対して、一つの類似用例をコーパスから検索し、翻訳する方式では重文や複文といった、複数の動詞が含まれるような入力文を処理するには膨大なコーパスが必要である。本稿ではある程度の量のコーパスで重文や複文に対応するために、一つの入力文に対して、複数の対訳コーパスを参照し、この問題に対処する方法を提案する。対訳コーパスとしては文、単文、句、複合語など憧々のレベルの用例をテーターべース化したマルチ対訳コーパスを準備する。これらのマルチ対訳コーパスから入力文の日本語文に類似する様々な日本語類似表現素片を検索し、そこから類似表現素片とその差分である差分表現素片、その各々に対応する英語類似表現素片と差分表現素片を抽出し、それを組み合わせて入力文に対応する英語文を合成する方法を提案し、その可能性を示す。
1997-03-12

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