遅延ナローイングに基づく言語Evの等式翻訳方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ナローイングは等式に関する推論を効率良く行なう方法として考えられたものであるが、最近、関数型言語と論理型言語を融合する計算機構として注目されている。また、遅延評価は、プログラミングにおけるその有効性が関数型言語の研究において広く認識されている。現在我々は、遅延ナローイング計算系(以降LNCと呼ぶ)に興味を持っている。これは、等式の反駁による証明を計算の機構とし、証明の過程で値が必要になった関数項のみをナローイングにより簡約する計算系である。我々は、LNCに基づく書語Evを定義した。ナローイングに基づく言語を実現するには、等式の翻訳を効率よく実現することが不可欠である。本稿では、言語Evにおける等式の翻訳方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
関連論文
- プログラミング言語の新潮流
- 作用型項書換え系に基づく関数論理言語の設計と実装
- コンビナトリー項書換え系に基づく関数論理型言語の設計と実装
- コンビネータ項書換え系にもとづく関数・論理融合型言語の設計
- 遅延ナローイングによる正規化手続きの実現
- 遅延ナローイング抽象機械
- 遅延ナローイング計算系と分散制約解消系の融合
- 遅延ナローイング計算系と制約解消系の融合
- 制約解消系を備えた関数・論理型言語の処理系とその実装
- 制約・関数・論理型言語のための抽象機械の設計
- 関数型プログラミング特集の編集にあたって (関数型プログラミング)
- 関数型言語の計算モデル
- マルチパラダイム言語処理系MCによるプログラム開発
- 特集「記号処理と計算機アーキテクチャ」の編集にあたって
- 20世紀の名著名論 : Daniel P. Friedman and David S. Wise : CONS Should not Evaluate Its Arguments, Automata, Languages and Programming: Third International Colloquium, edited by S. Michaelson and R. Milner, pp.257-284, 1976
- 等式解決のためのコーディネーションシステム
- 教育の情報化と情報リテラシー
- Deterministic and Non-deterministic Lazy Conditional Narrowing and their Implementations
- 条件付き項書換え系の健全性と完全性
- 意味ラベリングによる分配消去法 : 項書換え系の停止性証明法
- 条件付き項書換え系における階層合流性のモジュラ性
- ソフトウェア科学の国際化
- 逐次正規化戦略アルゴリズム
- 関数論理融合型プログラム高速化手法
- 遅延ナローイング導出列の標準化
- 関数・論理型言語のためのナローイング計算系
- 遅延ナローイング抽象機械のシミュレータ
- 遅延ナローイング抽象機械のアーキテクチャ
- 遅延ナローイング計算系に基づく言語Evとその処理系
- Context capturing in XML document processing based on regular tree pattern matching
- プロジェクト進捗状況 Brzozowski Derivatives and Top-Down Regular Tree Pattern Matching
- A Rewrite System with Incomplete Regular Expression Type for Transformation of XML Documents
- 抽象高階書換え系におけるナローイング
- λ項を用いた抽象ナローイングとその完全性
- 遅延ナローイングに基づく言語Evの等式翻訳方法
- 遅延ナローイング計算系 : 閉包による定式化
- 等式付き書換え系における多ソート不変性
- MC/LISP処理系の翻訳系の構成
- LISP/MCコンパイラの型推論
- オーストリアのRISCにおける研究と文化
- ラムダ計算とそのモデル「カルテシアン閉カテゴリ」によるCOMMON LISPの解釈と新しい処理系 (関数型プログラミング)
- Introduction to Logic Programming, Christopher John Hogger, Academic Press, 1984.
- LISPマシンのアーキテクチャ (<小特集>Lispの最近の動向)
- 84-16 推論的プログラミングへの第一歩
- 10. ハッシュ法 (アルゴリズムの最近の動向)