遅延ナローイングによる正規化手続きの実現
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概要
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あいまいでない左線形項書換え系のもとで、正規形を持つ項tの正規形を求める方法としては、並列最外戦略、GK戦略あるいはcall-by-need戦略などの、戦略すなわち可簡約項の選び方に基づく方法がある。我々は、これらのアプローチとは異なり、項書換え系を条件付き項書換え系に変換した上で、遅延ナローイングの考え方に基づく推論規則により書換えを行なう、という形で正規形を求める手続きを実現した。本稿では、その具体的な方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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