統合化環境を目指したファイルアクセス法の提案
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概要
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従来、文字、数値といった情報から、画像、図形、文章といったいわゆるマルチメディア情報を扱うアプリケーションが望まれている。現実にそういったソフトウェアパッケージが増えてきており、今後も益々の需要が見込まれる。しかし、このような新しい情報を蓄積し、操作する際は依然としてOSが提供する従来のファイルアクセス法を利用することが多い。このため、いくつかの構造/操作上に制約があり、アプリケーションプログラムを作りにくい。したがって、現実に利用できるデータファシリティは少なく、高機能で、より複雑な構造を扱えるファイルアクセス法が必要になってくる。しかし、単純にOSが提供するファイルアクセス法を新しい機能を持ったものに置き換えることはできない。なぜなら一方では現在までに作成したデータ処理を行うプログラムは資産として存在しその数は膨大なものであるからである。そこで統合化ファイルアクセス法(IFAM)を提案した。これは、既存のファイルアクセス法の構造/機能を包含し、旧アプリケーションプログラムがそのまま利用できる。また、本アクセス法は無制限の可変長長大レコードや、マルチキーアクセス、レコード内操作など新しいアプリケーションにも対応できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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