統合化ファイルアクセス法のCD-ROMへの適用
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概要
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マルチメディアデータを取り扱うアプリケーションが増加し、盛んにCD-ROMが利用されるようになってきた。我々はマルチメディアデータベースの研究の一環として、大容量データへの効率的アクセスと柔軟なキー検索の実現を狙いとした統合化ファイルアクセス法(IFAM)を考案、試作してきた。IFAMは抽象データ型として定義し、そのファイル構成およびファイルやレコードへの操作系は論理性の高いものになっている。しかし、当初の実装をハードディスク上での利用を前提として行ったため、そのままの構造ではシーク速度の遅いCD-ROM上ではあまり良い性能が得られなかった。そこで、CD-ROM媒体の特性を踏まえてIFAMの物理的実装方法を改良した。本稿では、CD-ROM上のデータへの効率的なアクセス、特にキーワードによる全件検索における処理速度の向上を実現する一手法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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