ユーザフレンドリな誘導戦略を学習するデータエントリシステムの実現
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概要
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ユーザがデータベースの更新を行なうためのデータエントリシステムにおいては,(1)洩れなく,正しく(結果の整合性の保証),(2)使い易く(ユーザフレンドリ),ユーザが必要なデータを入力できなければならない.ここでユーザフレンドリな入力環境とは,ユーザ主導とシステムによるユーザのナビゲーションが調和よく実現されている環境である.具体的には,(a)ユーザによるシステムへの自由な値の通知,すなわち,システムに制約を受けず任意の順序でのデータ投入を許容する入力機能と,(b)ユーザに自然なナビゲーション戦略(データの入力順序)をもつナビゲート機能が実現されていなければならない.更に,ユーザの負担を軽減するため,できるだけ少ないデータ投入数で処理が実現されることが望まれる.我々は,制約充足の枠組を用いた手法により,ユーザ主導の入力,少ないデータ投入数での処理整合性の保証を既に実現している.しかしこの従来手法では,ユーザに自然なナビゲーション戦略をもつナビゲート機能は実現されていない.そこで,ユーザフレンドリなデータエントリシステムを実現するために,本稿では,ユーザの操作履歴からの学習により,ユーザにとって自然なナビゲーション戦略を自動的に獲得する手法を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
-
金田 重郎
同志社大学大学院
-
金田 重郎
同志社大学大学院総合政策科学研究科・同志社大学工学部
-
金田 重郎
Nttコミュニケーション科学研究所
-
石井 恵
Ntt情報通信研究所
-
石井 恵
NTTコミュニケーション科学研究所
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