制約指向に基づくオフィス業務記述法の分析
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概要
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著者等は,保守性が高く,ユーザに使い易いオフィスシステムの実現を目指した研究を行なっている.そして,手続き的な処理として考えられがちなオフィス処理を,整合性管理処理としてモデル化し,データ間の関係を制約として表現することにより,事務処理を実現する手法を提案した.本手法は,(1)制約充足エンジンにより,与えられた制約(業務知識)に整合する処理結果を生成するため,処理結果の整合性を保証し,また,少ないプログラム記述量でシステムの実現が可能,(2)制約関係を中心に業務を分析するので,例外処理の洩れの防止効果大,という特徴をもつ.上記手法において重要なことは,事務処理に存在する制約関係の抽出,及び,その制約表現法である.本稿では,実システムである総務業務エキスパートシステムKOAのタスクに対する,制約を主体とした業務分析,及び,その制約表現法について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
-
金田 重郎
同志社大学大学院
-
金田 重郎
同志社大学大学院総合政策科学研究科・同志社大学工学部
-
金田 重郎
Nttコミュニケーション科学研究所
-
石井 恵
Ntt情報通信研究所
-
石井 恵
NTTコミュニケーション科学研究所
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