競合検出型アービタ回路の構成法 (非同期式回路/システム設計論文小特集)
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概要
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アービタ回路では, アクセス要求競合による不安定動作に対処するため, 通常, 大きな回路遅延を必要とする. 本論文では, この問題を回避するために実用化した, 競合が発生したときにのみ回路遅延を増大させる, 競合検出型のアービタ回路の構成法を紹介する. 但し, 競合検出回路自体についても競合状態を考えなければならないので, 競合検出回路を付加しても, アービタ回路全体の動作時間は短縮できない. そこで, データパス系・タイミング信号間のスキューのために装置内部で確保されている遅延時間を利用して,この競合検出動作を行う. これにより, 実質的に, 競合検出遅延を装置の動作時間から除外できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-25
著者
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