形の恒常性に関する眼球運動の考察
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概要
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人間は視線に垂直な方向に対して適度に傾いている円板をほぼ正円として知覚する。このような視覚の特色を形の恒常性という。これは人間が網膜上の形のみから物体の形を認識しているのではないことを示している。Thouless(1931)は、円板(標準刺激)を傾かせ、視線に垂直方向の楕円(比較刺激)を求めることにより、円形刺激の形の恒常性についての実験を行っている。Stavrianosは、傾きの知覚と形の恒常性との関係を示した。さらに、Oyamaは見かけの傾きと形の両方を比較刺激に用いたKaiserの実験結果を偏相関によって分析した。本研究では、CRT上のグラフィックによって描いた円板と実際の円板による形の恒常性に関する心理物理実験を行なった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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山崎 敏正
九州工業大学生命情報工学科
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山ノ井 高洋
北海学園大学工学部電子情報工学科
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山ノ井 高洋
北海学園大学工学部
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山ノ井 高洋
北海学園大学
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小山 隆正
松下電器マルチメディアシステム研究所
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高柳 浩
北海学園大学大学院工学研究科電子情報工学専攻
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小山 隆正
ATR視聴覚研
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山崎 敏正
日電C&C情報研
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小山 隆正
松下電器産業(株)情報通信東京研究所
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山ノ井 高洋
北海学園大 工
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