通信ソフトウェア設計支援環境(ITECS)の評価
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概要
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次世代の情報通信システムに求められる、より複雑、大規模な通信ソフトウェアの信頼性を確保するための設計支援環境として、筆者らはITECS(KnTegrated Environment for high reliability Communication Software design and development)を提案し、開発を進めている。ITECSの特徴は通信ソフトウェア開発工程の上流段階に、体系的設計手法を提供することである。従来から、通信ソフトウェアにおける不具合の約5割は開発工程の上流段階に起因すると言われているが、この点に着目した体系的設計手法はそれ程提案されていないのが実情である。ITECSはこの上流段階に体系的設計手法を取り入れることにより、上流段階に起因する不具合を削減し、通信ソフトウェアの信頼性を向上することを意図している。本論文では、ITECSの概要、及び今後のITECS実用化に向けその利用性評価について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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