通信ソフトウエア設計支援環境:ITECS(3) : 仕様記述支援:GLOER
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概要
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本報告では,通信ソフトウエア設計支援環境:ITECSにおける仕様作成支援ツールの1つであるGLOERについて述べる.ITECSは,形式仕様記述技法(FDT)の1つであるLOTOS(ISO8807)を核とした設計支援環境である(図1).この設計支援環境は,仕様記述支援系,仕様検証支援系,試験仕様生成系の3つのサブシステムから構成され,各サブシステムは,さらに幾つかのツールにより実現されている.ITECSでは,仕様記述支援系で作成された仕様を仕様検証支援系に連動させ,誤りの無い仕様化を行う.そして,その仕様を基に試験仕様生成支援系で最適なテスト項目の抽出という流れをとる.具体的に仕様記述支援系は,2種類のツール(ASSISts,GLOER)から構成され,仕様を作成する際のアプローチが異なるが,いずれのツールもLOTOS仕様を出力するようになっている.その中 のGLORは,LOTOSの図式表現(GLOTOS)を利用できるエディタである.以下,本報告では,GLOERツールの機能や記述例を述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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