マルチデータベース環境における問い合わせ処理

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概要

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近年のネットワーク技術の進展と情報サービスの急速な普及に伴い、異なるサイトにある複数データベースヘの統合的なアクセスの要求が現実的になってきた。複数のデータベースに対する統合的な問い合わせ処理は各データベースのスキーマが異なるため、一般には困難な問題である。しかしスキーマが異なるにも関わらず、同時に問い合わせを行なう要求の発生は、対象となるデータベースがよく似た内容の情報を保持している場合である。利用者は異なるデータベースから情報を収集しようとする場合、各データベース毎に異なるコマンドを用いてアクセスし、さらにその結果をスキーマに応じて併合する必要がある。利用者の立場からはそのような処理が自動的に行われると都合がよい。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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