部分更新方式による論理コンパイル時間の短縮
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概要
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論理シミュレータの前処理として、論理殻計ファイルから回路接続テーブルを作成する論理コンパイル処理がある。近年の論理装置の大規模化により、その処理時間が急激に増大している。論理シミュレータ本体については、シミュレーションエンジンの開発等により高速化が図られてきた。しかし、論理コンパイル処理時間の増大は、シミュレーションを進める上での隘路となっている。ここでは、論理コンパイル処理時間短縮の手法として、一部の設計ファイルのみをコンパイル対象とする部分更新方式と、設計段階が上位レベルに移った際に有効な統合方式および、その適用結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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三善 正之
(株)日立製作所
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溝上 良人
(株)日立製作所
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長藤 元宣
日立コンピュータエンジニアリング(株)
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高木 富恵
日立コンピュータエンジニアリング(株)
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名倉 康夫
日立コンピュータエンジニアリング(株)
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