情報検索に適した符号 : 順序保存符号
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概要
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一般に大量のデータを効率よく貯蔵するためにデータ圧縮が行われる。例えばハフマン符号はその1例であり、確かに圧縮率は最大になることが保証される。しかしハフマン符号化されたデータを検索する場合は普通はまず復号化を行い、元データを復元してから従来の検索操作が施される。この復号化時間はそれ自体微少なものであるがデータがアクセスされるたびに必要な操作であり決して無視できない。本稿では順序保存符号を用いることによって圧縮率はハフマン符号化に比べ若干劣るものの、復号プロセスのいらない高速検索が実現できることを示す。この結果は探索木の構成や2分探索されるソート済みファイルの構成に有効である。
- 1990-03-14
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