順序保存符号の漢字データへの適用
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概要
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順序保存符号化を人名データに適用した実験結果を示す.順序保存符号はアルファベット順を符号語の上でも保存しているため,この符号を用いてデータ圧縮を行えば,他の圧縮法と違って符号語のままで直接検索,範囲検索,整列などが実現でき,あらかじめ復号化する必要がない.また人名の場合には1つの漢字に複数の読みが存在するが,この問題を,読みの異なる漢字は異なるシンボルとして扱うことで対処した.アルファベット順序としては電話帳式の順序(実験1)と国語辞典式の順序(実験2)の2つを仮定した.その結果,符号化・復号化のための辞書ファイルを含めて,符号化しない場合と比較して,実験1では53%から63%,実験2では67%から75%のサイズに圧縮できた.
- 1993-11-15
著者
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