オブジェクト指向DBMS-Odin : アーキテクチャ
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概要
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関係データベースに代わる次世代データベースとして、オブジェクト指向データベース(OODB)の研究、開発、製品化が急速に進行している。これは、データ型の拡張性と手続きの組込みを初めとするその機能が、新しい応用分野(CASE、CAD、マルチメディア処理、エキスパートシステム等)に対応しやすいためと言える。一般に構造が複雑で形態が多様なデータを含む応用に対して、応用プログラムを容易かつ統一的に記述できることがOODBの大きな利点である。一方、データベース管理システム(DBMS)として見た場合、問合せ処理、ビュー機構、格納手法、並行制御・リカバリ、分散管理、高速化手法等、OODBが解決しなければならない課題は数多く残されている。筆者らは、これらの課題の解決を目指して、Odin(オーディン)と呼ぶオブジェクト指向DBMSの研究開発を行っている。以下では、Odinのプロトタイプ(Common Lisp版)に関して、そのアーキテクチャの特長的な部分を記述する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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