オブジェクト指向データモデルによる非正規形レポート生成方式
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概要
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レポート生成ツールは、データベースの利用者にとって、見やすい報告書を少ないプログラミングコストで作成できるという点で重要である。非定型のレポート生成に関しては、関係データベース上の問合せ言語が知られているが、一般に単純な形式の表しか生成できず、オフィス等で頻繁に用いられる非正規形のレポートは作成できない。一方、近年、非正規関係モデルの研究が進み、実験システムも開発されつつある。しかし非正規形レポートは、外部ビューとしての非正規関係の上に構築される提示ビューであり、より複雑な構造を持つ。現状ではこうした複雑な提示形式の生成は考慮されておらず、利用者が相当量のプログラムを作成せねばならない。本資料では、複雑な非正規形レポートを生成するために、オブジェクト指向データモデルを提示形式にまで拡張し、「動的に参照しあうセル群」を実行時に組み合わせて出力する方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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