複数のディスプレイを用いた3次元図形表示システム : マルチディスプレイ
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概要
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近年、設計/シミュレーションをはじめとする様々な分野でCGが利用されている。特に、設計という創造的作業を支援する場合には、同時に多量の図形データを表示できる設計環境が望まれる。大画面ディスプレイは、このような設計環境を実現するために非常に有効である。しかし、会議などで利用されている大型スクリーン用プロジェクタでは、輝度/コントラストの点でCRTディスプレイに劣る。逆にCRTディスプレイでは、安全性の面からも大画面化が困難である。また、メモリアクセス速度の点から両者共に高解像度化には限界がある。そこで我々は、大画面と高解像度を同時に実現する3次元図形表示システムとして、CRTをマトリックス状に配置するマルチディスプレイ方式を提案する。本稿では、マルチディスプレイ表示システムの構成と表示図形の分散処理方式について述べた後、EWSとイーサネットで構成した実験システムによる実行結果を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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