リカレンスをもつループのスーパースカラ向け高速化方式
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概要
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演算パイプラインプロセッサの並列処理を阻害する要因としてリカレンスがある。リカレンスは値の定義/使用(フロー依存)の長い系列であり、この長い系列を素朴には逐次的に実行しなくてはならない。この逐次性が並列化を阻害するわけである。本稿では、リカレンスの代表列であるLivemore Loop kemel 11をスーパースカラプロセッサ向けにいかに高速化するかを述べる。スーパースカラプロセッサにおいてこのループを2倍以上高速化できる、というのが本稿の主要な主張点である。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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