動画像表現における構造ネットワーク

概要

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静止画像生成の観点から開発を進めてきた、WELL-PPP上で実現されるカラー画像描画システムを利用し、一連の静止画像に意味を持たせることにより動画像を生成する。静止画像から動画像を生成するにあたって、構造ネットワーク、要素・構造・動画キャンバス、3次元回転、主要時点などの設定が必要となる。構造ネットワークは静止画像部と動画像部から成るオブジェクトネットワークでこのネットワークに従って処理が実行されることにより静止画像・動画像生成が可能となる。また、要素・構造・動画キャンバスはネットワークの役割ごとに定義される。要素画像の動きは、移動、遠近(拡大・縮小)、回転で表され、回転については3次元回転をベクトル場概念の立場から考える。ユーザは最小限の入力のみを行い、それをシステムが補間する形で動画を完成させるのが理想的である。そこで要素画像の動きの特徴点を主要時点とし、その時点どの情報のみを入力することによりすべての時点での要素画像の状態を決定する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01