プロセス指向対話システムの提案
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概要
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近年、機械は複雑な機能を持つようになり、たくさんの項目や条件の指定を必要とするようになった。そこでそれらをもれなく指定するために、対話的な操作が行なわれるようになってきた.機械における対話処理は、仕事を効率的に進めるための機構という位置付けであった.あらかじめ工程の決まった仕事を対話というインタフェースを通して、効率的にわかりやすく実行することが考えられてきた。人間は通常、口と耳を使って対話を行なうことから、機械に口と耳にあたる音声認識・合成の技術を導入することで、自然なインターフェースを実現しようとするシステムがいくつか試作されている。前述した経緯からか、これらは効率的にタスクを達成することを狙っているものが多い。しかし、音声は不確実なインターフェースである。音声認識の誤認識や合成音声の聞き誤いは根本的には避けられない。キーボードやディスプレイなどの入出力手段は確実で迅速であり、タスクを効率的に達成することが目的であれば、音声対話の有効性には疑問を感じざるをえない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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山崎 真湖人
(株)リコー Csm本部
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山崎 真湖人
(株)リコー 情報通信研究所
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酒寄 哲也
(株)リコーネットワークシステム研究所
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望主 雅子
(株)リコー 情報通信研究所
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小島 裕一
(株)リコー 情報通信研究所
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佐藤 奈穂子
(株)リコー 情報通信研究所
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酒寄 哲也
(株)リコー・情報通信研究所
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佐藤 奈穂子
(株)リコー情報通信研究所
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望主 雅子
(株)リコー情報通信研究所
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望主 雅子
(株)リコー
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小島 裕一
(株)リコー情報通信研究所
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