調理行動に伴う対機械対話の発話現象
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
音声対話システムを構築するために、リアルな状況でかつ音声の必然性の高い作業を伴う、調理行動を実験タスクとし、機械に対する発話現象を収集した。収集したユーザ発話2185には機械に対するものと、そうでないものの2種類の発話があり、機械に対する発話はそうでない発話に比べ不適格現象が抑えられることがわかった。また、機械に対する質問文を対象に、省略やダ構文などの効率的な表現がどのように現われたかを調査した。対話中に情報伝達の効率性とは異なる、対話の場の保持に関係する現象もみられた。対話では、効率的に情報を伝える面と場を考慮する面の二つがあり、それらが言語のふるまいとして現われていると考える。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-07-18
著者
-
酒寄 哲也
(株)リコー・情報通信研究所
-
望主 雅子
(株) リコー 情報通信研究所
-
酒寄 哲也
(株) リコー 情報通信研究所
-
佐藤 奈穂子
(株) リコー 情報通信研究所
-
小島 裕一
(株) リコー 情報通信研究所
-
佐藤 奈穂子
(株)リコー情報通信研究所
-
佐藤 奈穂子
(株) リコー ソフトウエア研究所
-
望主 雅子
(株)リコー情報通信研究所
-
小島 裕一
(株)リコー情報通信研究所
関連論文
- プロセス指向対話システムの提案
- 複合語キーワードの自動抽出法
- 調理行動に伴う対機械対話の発話現象
- 調理行動に伴う対機械対話収録実験
- ナビゲーション対話における省略文の分析
- 文テンプレートによる発話文認識
- 文テンプレートによる文認識方法
- テキスト音声合成における係り受け解析結果を用いたポーズ挿入処理
- 簡易日本語解析系QJPを用いたポーズ位置設定
- 辞結合におけるアクセント自動生成規則
- コスト最小法を用いた形態素解析におけるコスト設定の一方法
- 半自動音声ラベリングシステムによる音声データベース構築作業の効率化
- 名詞句に着目した特定アプリケーションの発話現象