オブジェクト指向分析の自動化システムの分析ルールの洗練化支援システムの開発研究

概要

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近年、企業、研究施設などで使用されるシステムはより巨大化、複雑化している。そこで注目を集めているのがCASEツールの使用である。CASEツールの中でも特に注目されてきているのがオブジェクト指向分析法(OOA)を利用したCASEツールである。我々も、要求を日本語で書いたものを自動分析するCAMEOを開発した。しかし、日本語分析は難解であり、クローズドな日本語分析の自動化システムを完成させることは現状では難しいことがわかった。現状ではむしろ、日本語システムにおいて、意味理解に関する諸規則(特に助詞とのからみでのいいまわしなど)はオープンエンドであるべきで、利用者が使いながらシステムが理解できる語彙を増やしていくことが望ましい。言い換えれば、完全な規則を最初から用意するのではなく、利用者が対象問題に合った意味理解に関する諸規則を追加していくことが望ましい。すなわち、システムが能動的に知識を自動獲得するのではなく、システムに知識を「詰め込む」という機能が必要とされている。本研究の目的は、この「詰め込む」機能をより使いやすく、簡単にすることを目的としたシステムの開発を行うことである。本稿ではその概要を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

オブジェクト指向分析の自動化システムの分析ルールの洗練化支援システムの開発研究

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