ディシジョンラティスに基づく診断型エキスパートシェル : その『こころ』
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概要
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エキスパートシステム作成支援ツール(エキスパートシェル)は,当初は既存のエキスパートシステムの推論エンジンをそのまま提供する形であったが,やがて多種多様な業務への適用を可能にすべく高機能化・汎用化がはかられた.しかしこのような汎用のエキスパートシェルの使い勝手は必ずしも良いものとは言えなかった.なぜならばこれらの利用者,すなわち特定の問題に関するエキスパートシステムの開発者は,その問題自身・その解法・そのための知識を「モデル化」する必要があり,この作業こそエキスパートシステム開発に関する多くの経験と深い造詣を必要とする高度なものだったからである. これに対していわゆるドメインシェルという考え方がある.これは一言で言えば,特定のタイプの問題に対する「モデル化の方針(抽象モデル)」をエキスパートシステム開発者に与えることである.このモデル化に適さない問題・業務はカバーできなくなるものの,適している場合にはエキスパートシステム開発者は自分の問題を与えられた抽象モデルにマッピングするだけでモデル化作業が行える・またエンドユーザ向けのインタフェース構築や知識ベース管理といった点もきめこまかくサボートすることが可能になる. 我々は診断・分類問題に対する抽象モデルとしてディシジョンラティスモデルを提唱し,その理論的側面について文献で論じた.本稿では,このモデルに基づいた診断型エキスパートシェルDe Laの構成と,エキスパートシステム開発者及びエンドユーザの立場から見た特徴を述べる・
- 1989-03-15
著者
-
吉田 裕之
(株)富士通
-
吉田 裕之
富士通研究所
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原 裕貴
富士通研究所
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中島 淳
富士通研究所
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中島 淳
富士通研究所:(現在) Sco
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大石 和弘
富士通研究所
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松本 均
富士通研究所
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大石 和弘
富士通
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