診断エキスパートシェルDeLaにおける原因仮説の扱い
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概要
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診断エキスパートシェルDeLaは,現場で実際に使い続けられるエキスパートシステムの構築支援を目的としている.そのためには,プログラムや計算機自体にそれほど熟達していない現場の専門家に知識ベースの保守管理ができなければならない.そこで,DeLaでは以下のような方針をとっている.(1)扱う対象を,診断作業の内の『与えられた症状に対して原因の仮説を立てる』部分だけに限定する.(2)専門家は『症状に対する原因仮説』を立てる能力を十分に持っていると仮定する.診断システムの保守管理とは,この専門家の能力と知識ベースの能力の差異を発見した時に,それらを一致させることである.(3)知識表現は『症状に対する原因仮説』のみである.上の仮定から,この形式の知識は現場の専門家が自分で管理できる.
- 1990-09-04
著者
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