ハイパーテキスト形式の文書知識べース構築方式

概要

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従来、専門業務の知識を情報処理システムに取り込む場合、システム構築者が業務知識を獲得し、専用の知識表現言語に翻訳する必要があった。このため業務によっては知識の秘匿性が高く情報を公開できない、専門知識がうまくシステム構築者に伝わらない等の問題があった。のような問題への対処として、我々は業務マニュアル等の文書上にハイパーテキストを用いて、直接エンドユーザがリンクを張り、自分の持つ業務知識を定義できる「文書知識べース構築支援システム」を提案し、プロトタイプの試作を行なった。本システムでは、ハイパーテキスト形式の文書上のキーワードからデータベース検索、応用プログラム実行や条件設定のリンクを張ることにより、知識べースの構築を行なう環境をユーザに提供する。ユーザは、通常のハイパーテキストオーサリングツールを使うのと同じように文書上にリンクを設定できる。また実行の際もハイパーテキストを使うのと同様に文書上の文字列を選択することにより、そこで定義したデータ検索やプログラムの実行を行なえる。本稿では、本システムの文書上にリンクを張ることにより実現できる機能について説明する。
社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07

ハイパーテキスト形式の文書知識べース構築方式

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