複数動作周波数LSI用最大負荷容量チェックツールの開発と適用
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概要
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近年、インターネットなどの情報通信網の整備が急速に進み、その中核技術であるB-ISDNやATM用のLSI開発が盛んにおこなわれている。特に高速なI/Oインタフェイスを持つこれら通信用LSIでは、多重化によるデータ処理技術がよく用いられ、異なる複数周波数で動作させることが多い。一方、LSIの論理回路設計段階では、回路設計の基本単位であるマクロセル(FF,NAND等の論理素子)の出力が、次段マクロセルに正確に信号を伝達できるよう定められたマクロセルの最大許容負荷容量値に対して、LSIを構成する各マクロセルが駆動する負荷容量をチェックすることが必須である。そこで、複数の異なる周波数で動作する回路に対し、正確かつ短時間で検証できる負荷容量チェックツールを開発した。本稿では、回路の動作周波数認識方法を中心としたチェック手法、および通信用LSIに適用した結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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岡崎 芳
三菱電機株式会社
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柿沼 守男
三菱電機株式会社
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北尾 雅哉
三菱電機株式会社システムLSI開発研究所
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岡崎 芳
三菱電機株式会社 システムlsi開発研究所
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岩永 純
三菱電機セミコンダクタソフトウェア株式会社
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柿沼 守男
三菱電機株式会社 システムlsi開発研究所
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