細胞結合リパーゼの固定化と, 固定化したリパーゼの不溶性酵素としての性質
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概要
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Pseudomonas mephitica var. lipolyticaを硫安を加えた培地で培養すると生産されたりリパーゼのおよそ95%が菌体区分にみられた. この洗浄菌体をpH 6〜7で45℃に24時間維持すると, 92%のリパーゼが溶出してきた. しかし洗浄菌体を, pH 5で70℃に30分間維持すると90%のリパーゼが菌体に固定化していた. この固定化したリパーゼ標品を, 細胞結合リパーゼが溶出するのに最適な条件に維持しても, リパーゼはほとんど溶出してこなかった.固定化したリパーゼの活性は, それを可溶化したリパーゼの83%にあたる活性を示した. また固定化したリパーゼと可溶化したリパーゼとの最適温度, 耐熱性には相違がみられなかったが, オリーブオイルエマルジョンの分解の活性化エネルギーは著しく異なっていた. 固定化したリパーゼにより, トリブチリン, トリアセチンの連続分解が可能であった.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 1973-12-25
著者
-
小杉 佳次
工業技術院生命工学技術研究所分子生物部
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鈴木 英雄
工業技術院微生物工業技術研究所
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小杉 佳次
工業技術院 生命工学工業技術研究所
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小杉 佳次
工業技術院微生物工業技術研究所
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小杉 佳次
生命工学工技研
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