ニュージーランドにおける資源管理制度の現状と課題 : 新自由主義改革と資源管理
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概要
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新自由主義的な環境政策の改革を行ったニュージーランドの資源管理の現状について, 聞き取り調査および収集した資料を通して明らかにした。ニュージーランドにおいては1991年に資源管理法が制定され, 地方自治体が主体となって資源を総合的かつ非規制的手法によって管理することとなった。開発圧力が高くない地域では非規制的手法がある程度有効であるものの, 都市域などでは積極的な環境保全政策を進める上で大きな障害となっている。また, 分権化は進んだものの地方自治体間の格差は極めて大きく, 劣弱な自治体に問題が集中して現われている。多様な政策手法の組み合わせと, 分権化支援のしくみが必要であることが示された。
- 2001-02-16
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