山地小流域における植生の変化が水収支におよぼす影響の評価方法についての研究
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概要
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著者らの一人が提案した水収支モデルを利用して山地小流域における植生の変化が水収支におよぼす影響の評価方法についての研究を行なった。東京大学愛知演習林東山流域の水収支モデルは高木林(1959〜1961年)のものであり, 林業試験場竜の口流域は草生地と低木林(1960〜1962年)のものであるから, 両者を利用して, 高木林が草生地と低木林に, また草生地と低木林が高木林に変化した場合の水収支モデルを作り, 計算を行なった。この結果, 東山流域が草生地と低木林に変化すると5.3%の流出量増加, 竜の口流域が高木林になると11.4%の流出量減少となることが予測された。これらの結果のうち竜の口流域については実験結果と似た数値が得られた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1968-10-25
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