間質性肺炎患者における気管支肺胞洗浄液 (BALF) 中の好中球及びマクロファージ活性酸素生成能の検討

元データ 1997-11-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

様々な間質性肺炎の病態における活性酸素の役割を明らかにするため, 好中球ならびにマクロファージより生成される活性酸素を測定した。対照疾患として, 特発性間質性肺炎(IIP)およびリウマチ性間質性肺炎(RA-IP)患者の気管支肺胞洗浄液(BALF)中の活性酸素を測定し, 正常対照群, 肺病変のないサルコイドーシス患者と比較した。結果は, IIP, RA-IP患者においては, BALF中の好中球活性酸素生成能は刺激の有無にかかわらず正常対照群, サルコイドーシス患者と比較し有意に高値であった。一方, マクロファージにおいても活性酸素生成は認められたが, 各疾患および正常対照群の間において有意差を認めなかった。これらの結果より間質性肺炎患者においては, 肺局所で主に好中球で活性酵素が生成され, これが肺組織傷害の一因となり線維化の進展に関与している可能性が示唆された。

著者

大泉 耕太郎 久留米大学医学部第一内科および関連施設
本田 順一 久留米大学病院
木下 正治 久留米大学医学部第一内科
大泉 耕太郎 久留米大学医学部第1内科
白石 恒明 久留米大学医学部第一内科および協力施設
木下 正治 高度救命救急センター
木下 正治 東京専売病院
力丸 徹 久留米大学第一内科
木戸 文子 済生会二日市病院呼吸器科
木戸 文子 久留米大学病院 第一内科
松本 久美 久留米大学第1内科
三森 佳子 久留米大学第1内科
本田 順一 雪ノ聖母会聖マリア病院感染制御科
本田 順一 久留米大学 第1内科
本田 順一 久留米大学医学部附属動物実験センター
杉原 栄一郎 順天堂大学 医学部総合診療科
杉原 栄一郎 久留米大学医学部第1内科
大久保 洋 久留米大学医学部第1内科
草場 珠郁子 久留米大学医学部第1内科
白石 恒明 久留米大学 医学部 第一内科
白石 恒明 東京慈恵会医科大学附属柏病院 総合内科
大久保 洋 久留米大学第一内科
木下 正治 久留米大学病院第一内科
木下 正治 久留米大学医学部内科学第一講座
力丸 徹 久留米大学
杉原 栄一郎 順天堂大学医学部総合診療科

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