Ticlopidineによる薬剤性肺炎の1例

元データ 2001-07-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

症例は71歳, 男性。狭心症, 脳梗塞, 高血圧の既往があり, ticlopidineの内服加療を開始されていた。投与8ヵ月後から発熱, 咳嗽が出現し, 胸部X線検査で移動性の淡い浸潤影を認め, 精査目的にて当科に入院した。血沈の亢進, ツベルクリン反応の陰性化, ticlopidineに対する薬剤リンパ球刺激試験陽性, 経気管支肺生検による病理所見で肺胞壁へのリンパ球等の炎症細胞浸潤, 繊維化, 肺胞壁の肥厚及び肺胞上皮の剥離を主体とした胞隔炎を認めた。Ticlopidineの中止のみで臨床症状および胸部X線所見も改善し, ticlopidineによる薬剤性肺炎と診断した。Ticlopidineによる薬剤性肺炎は稀であり, 当症例は薬剤リンパ球刺激試験が陽性であった最初の報告例である。

著者

大泉 耕太郎 久留米大学医学部第一内科および関連施設
西本 光伸 久留米大学医学部第一内科および関連施設
大泉 耕太郎 久留米大学第一内科
大泉 耕太郎 東京専売病院
大泉 耕太郎 久留米大学医学部第1内科
西本 光伸 国立病院九州医療センター呼吸器内科・臨床研究部
矢野 敬文 国立病院九州医療センター呼吸器内科・臨床研究部
矢野 敬文 国立病院九州医療セ
大泉 耕太郎 久留米大 医 内科学第一

関連論文

▼もっと見る