気管支壁転移をきたした上顎原発悪性黒色腫の 1 例

元データ 1997-05-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

症例は59歳, 男性。平成7年3月に右上顎悪性黒色腫の診断をうけ, 上顎骨全摘術および右頸部リンパ節郭清術を施行される。術後, 全身化学療法を施行された後外来にて経過観察中であった。平成8年3月に発熱, 咳嗽が出現。胸部単純X線所見にて右下肺野に浸潤影を認め, 炎症反応の亢進および胸部CT等の所見より肺炎と診断。同時に気管支鏡検査を施行, 右底幹内腔に黒褐色の腫瘤を認め, 悪性黒色腫の気管支壁転移とそれに伴う閉塞性肺炎と診断した。悪性黒色腫の肺転移の形態は一般に多発性・孤立性結節影が多いとされているが本例の様に気管支壁転移をきたすものもあり, 本疾患においては胸部X線, 胸部CTおよび気管支鏡検査も含めた定期的検査を必要とすると考えられた。

著者

大泉 耕太郎 久留米大学医学部第一内科および関連施設
木下 正治 久留米大学医学部第一内科
大泉 耕太郎 久留米大学医学部第1内科
白石 恒明 久留米大学医学部第一内科および協力施設
川山 智隆 久留米大学医学部第一内科および協力施設
木下 正治 高度救命救急センター
力丸 徹 久留米大学第一内科
三森 佳子 久留米大学第1内科
杉原 栄一郎 順天堂大学 医学部総合診療科
杉原 栄一郎 久留米大学医学部第1内科
松波 道也 久留米大学第一内科
白石 恒明 久留米大学 医学部 第一内科
白石 恒明 東京慈恵会医科大学附属柏病院 総合内科
川山 智隆 久留米大学内科学講座呼吸器神経膠原病部門
川山 智隆 社会保険田川病院呼吸器科
木下 正治 久留米大学病院第一内科
木下 正治 久留米大学医学部内科学第一講座
川山 智隆 久留米大学
力丸 徹 久留米大学
杉原 栄一郎 順天堂大学医学部総合診療科

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