非小細胞肺癌に対する化学療法と放射線療法の交替療法 : CDDP, VDS, IFOとG-CSFを使用した検討

元データ 1993-08-20 日本肺癌学会

概要

1991年2月より1992年10月までの間に切除不能限局性非小細胞肺癌患者15名を対象に, 化学療法と放射線療法との交替療法の第II相試験を行った.化学療法はcisplatin, 80mg/m^2, およびvindesine, 3mg/m^2を第1日に, ifosfamide, 1.5g/m^2を第1日から第3日に投与し, 4週間ごとに繰り返した.放射線療法は第8日から2週間に10回, 1日1.5〜2Gy, 総線量60Gyをsplitで照射した.全例評価可能で, CRが1例に, PRが13例に, NCが1例に得られ, 奏効率は93.3%であった.現時点でのmedian survival timeは434日であった.主たる毒性は骨髄抑制であり, Grade4の血小板減少を2例に認めた.しかし, 白血球数はgranulocyte colony stimulating factorを併用することによって対応可能であった.以上より, 本療法は非小細胞肺癌に対して有用な治療法であり, 今後さらに検討を加える価値があるものと考えられた.

著者

早渕 尚文 久留米大学放射線医学教室
大泉 耕太郎 久留米大学医学部第一内科および関連施設
市川 洋一郎 久留米大学第一内科
市川 洋一郎 久留米大学
大泉 耕太郎 久留米大学医学部第1内科
早渕 尚文 久留米大学 医学部 放射線医学
力丸 徹 久留米大学第一内科
田中 泰之 久留米大学第一内科
袋野 和義 久留米大学放射線科
力丸 徹 久留米大学

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