順序がない木の間の類似度問題
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概要
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順序がない木について, 木の間の距離を計算する問題, 木の中に他の木とよく類似している部分を抽出する問題, 木の間の最大共通類似部分を抽出する問題がある. 最後の問題は他の二つの問題を含んでいる. 本論文では, 共通類似部分間の距雛を用いて順序がない木の間の最大共通類似部分(LCSS)を抽出する問題を論じ, 共通類似部分間の距離の計算法を提案する. 計算法の時間計算量は, 根があり順序がない木の場合はO(m_aN_aN_b)であり, 根がなく順序がない木の場合はO(m_am_bN_aN_b)である. ここで, ma(m_b)とN_a(N_b)はそれぞれ木T_a(T_b)の最大頂点次数と頂点数を表す. 距離の計算法を用いて一つのLCSS, 或は全てのLCSSsを抽出するアルゴリズムを作ることは容易である. これらのアルゴリズムは構造・活性問題や構造比較問題等に応用できる.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-05-29
著者
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