グリッド環境におけるスーパースケジューラ連携手法の検討(ジョブスケジューリング, 「ハイパフォーマンスコンピューティングとアーキテクチャの評価」に関する北海道ワークショップ(HOKKE-2005))
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概要
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グリッド環境において効果的な負荷分散を実現するために、従来からスーパースケジューラの利用が提案されてきた。しかし、グリッド環境にスーパースケジューラが複数存在する場合の挙動は充分な検討がされていない。本稿では、スーパースケジューラの連携手法とその効果について、グリッドシミュレータを用いて検討した。その結果、複数のスーパースケジューラが単独で機能するよりも、階層構造や分散ネットワークを構成して協調することで、アプリケーションの実行待ち時間を短縮し、グリッド計算資源の利用効率を高めることを確認した。さらに、スーパースケジューラが階層構造を構成する場合と分散ネットワークを構成する場合について、利点と欠点を確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-07
著者
-
三浦 謙一
国立情報学研究所
-
松岡 聡
東京工業大学
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秋岡 明香
国立情報学研究所
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竹房 あつ子
お茶の水女子大学
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三浦 謙一
国立情報学研 リサーチグリッド研究開発セ
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中田 秀基
産業技術総合研
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中田 秀基
産業技術総合研究所:東京工業大学
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