2000-ARC-139-20 オンチップマルチプロセッサにおける命令フェッチ方式
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概要
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Merlot(MP98 Ver.1)における命令フェッチ方式を提案する。細粒度で並列化されたプログラムの実行においてキャッシュのヒット率の向上と容量を確保するため、Merlotでは単ポート共有命令キャッシュを使用している。各プロセッサエレメントに十分な命令共給能力を得るため、命令プリフェッチ、分岐予測の前倒しを可能とする機能の他、PE毎命令アラインバッファをミニキャッシュとしても利用できるよう実装し、命令キャッシュ競合を低減している。パイプラインシミュレータを用いた評価により、理想的な構成である4ポート共有キャッシュに対して本方式では98%の性能となり、本方式の有効性が確かめられた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-08-03
著者
-
鳥居 淳
NECシステムIPコア研究所
-
鳥居 淳
Nec
-
西 直樹
NECシステムデバイス研究所
-
鈴木 研司
NEC情報システムズ
-
西 直樹
Nec シリコンシステム研究所
-
松下 智
Nec
-
嶋田 幸子
Necシステムデバイス・基礎研究本部
-
松下 智
NECシステムデバイス・基礎研究本部
-
西 直樹
NECシステムIPコア研究所
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