データ投機実行のための命令再発行機構と命令スケジューリング機構の分割
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概要
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本稿で我々は, 命令スケジューリングのための機構と命令再発行のための機構を分けることを提案する. 従来の命令スケジューリング機構に命令再発行の機能を持たせると, プロセッサの性能に悪影響を与える可能性がある. 投機実行されている命令とデータ依存の関係にある命令を命令ウインドウ中に保持し続けなければならないために, 命令ウインドウの実効容量が減少し, その結果命令スケジューリングの自由度が低下してしまう. 命令スケジューリング機構と命令再発行機構を分割すれば, この問題は解決できる. 小さな命令ウインドウが命令スケジューリングを担当し, 大きな命令バッファが命令再発行を担当する. シミュレーシヨンの結果, この分割の有効性を確認できている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-05-21
著者
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