論理スレッドの纏め上げ方式を用いた超軽量スレッド実行(メタスレッド)方式

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概要

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SMP計算機上で効率よく,また簡潔にプログラムを記述するためによく使われる方法はスレッドを用いた記述方法である.しかし,生成されるスレッドの数が非常に多い場合には,スレッド生成などのオーバーヘッドは非常に大きい.そこで,スレッド生成などの処理をOSではなくライブラリが行うことにより記述の効率性を極力保ったまま効率の良い処理を行うメタスレッド方式を提案する.これは,プログラマによるスレッド生成に対して実際にはスレッドを生成せず,少数の実スレッド上で逐次に実行を行うものである.また,プログラムの記述を分かりやすくするためにスレッド生成方法として良く知られるpthreadライブラリに似たインターフェースを持つライブラリとして実装を行った.しかし,pthreadライブラリではスレッド間の依存関係を記述することは難しい.そこで,スレツド間の依存関係を記述するために拡張を行った.
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-03-10

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