LOM規格の国内動向と普及の可能性 : 企業教育を中心として
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概要
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LOMは, 学習コンテンツ(オブジェクト)に対するメタデータのデータ構造を定義する概念スキーマである.現在はIEEE LTSCにおいて, すでに規格が提示され, 今後ISO/IECでも検討予定である.LOMの目的は, 学習や講師が必要とするさまざまな学習オブジェクトを検索, 再利用を容易にすることである.また, 教育システムやプラットフォームに依存しないで, 学習オブジェクトの利用や管理をすることにある.そのため, LOMを用いることによって, 共通の概念スキーマを指定することになるため, システム間でのデータ交換が容易となり, 結果として教育システム, さらには教育に関連する他システムとの「相互運用性(Interoperability)」を保証することを可能にするのである.本発表ではLOMの概説と, 標準化の国内外の最新動向, LOMの期待と可能性, そしてLOM規格の課題について報告する.特に, 企業教育の観点から考えると, 多様な学習ニーズへ柔軟に対応する次世代学習システムや, 個人および組織に存在する汎用/領域固有の知識を記述する知識管理の基盤技術として発展が期待されるのである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-09-15
著者
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平田 謙次
産能大学
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平田 謙次
東洋大学
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平田 謙次
産業能率大学経営情報学部
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平田 謙次
産業能率大学 総合研究所
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平田 謙次
東洋大学:(独)メディア教育開発センター
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平田 謙次
東洋大学社会学部
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