カブモザイクウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
To establish a simple and practical method for preservation of turnip mosaic virus (TuMV), the effect of some additives was evaluated in connection with different preservation methods. (1) When an equal volume of glycerol was added to suspension of purified TuMV in 10mM potassium phosphate buffer (P. B.) pH7.0, the high infectivity was maintained for the period longer than 48 months under liquid conditon at-20C. (2) The infectivity of purified TuMV suspended in 10mM P. B. pH7.0 and crude extract from the infected turnip leaves in 50mM P. B. pH7.0 decreased gradually under frozen condition at -20C. The infectivity, however, was maintained at high level for long period by the addition of glycerol, sucrose or peptone. At -70C, the infectivity was maintained for long period without any additives. (3) By freeze-drying, the infectivity of TuMV in purified preparation decreased markedly, whereas that of crude extract from infected turnip leaves did not decrease. The virus aggregation was considered to be one of the mechanism of decrement of infectivity. The addition of peptone, sucrose or lactose prohibited the aggregation. To obtain the results of protective effect of additives in freeze-drying preservation as quick as possible, the preparations were preserved at higher temperature of 25C and 65C. At 25C, glycine and peptone showed protective effect, while at 65C, only peptone was effective. Glycine was effective for crude extract, while it was ineffective for the purified preparation. Freeze-dried TuMV was considerably stable at 4C and it was quite stable at a temperature lower than -20C, regardless of the kind of additives.
- 日本植物病理学会の論文
- 1983-04-25
著者
関連論文
- アイリスイ***ースポットウイルス(IYSV)によるアルストロメリア条えそ病(新称)とウイルスの分布解析
- (5) スイカ灰白色斑紋病の病原について (秋季関東部会講演要旨)
- わが国で発生したジャガイモMウイルスの分子性状および血清学的性状の解析(北海道部会講演要旨,平成17年度地域部会講演要旨)
- (187) アルストロメリアから分離されたTobamovirusと小球形ウイルスの同定(平成17年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (186) アルストロメリアに発生するウイルスの実態調査とキュウリモザイクウイルスおよびアルストロメリアモザイクウイルスの特性(平成17年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (320)トマト黄化えそウイルス(TSWV)のジャガイモ品種に対する反応とRT-PCRによる検出(平成16年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (366)キュウリモザイクウイルスPF系統はサブグループIとIIのシュードリコンビナントウイルスである(平成15年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (37)千葉県で数種花き類及びタマネギに発生した黄化えそ症状とIris yellow spot virus(IYSV)
- (17)アルストロメリアに黄化えそを起こすIris yellow spot virus(IYSV)の諸性質
- 「St. No.1」におけるイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子領域とその塩基配列
- (217)アマゾンユリ(ユーチャリス)から分離された新ウイルス : アマゾンユリ微斑ウイルスAmazon lily mild mottle virus(新称)
- アルストロメリアから分離されたIris yellow spot virus(九州部会講演要旨)
- (251) CMV外被蛋白質遺伝子を導入した組換えトマトからの強いウイルス抵抗性クローンの選抜 (平成11年度 日本植物病理学会大会)
- (194)キュウリモザイクウイルス複製酵素遺伝子部分配列のトマトへの導入(平成9年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (64)アブラナ科野菜べと病菌に特異的なプローブの探索(平成9年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (42) キュウリモザイクウイルスの単独およびカボチャモザイクウイルスとの重複感染によって起こるエンドウの茎えそ症状 (関西部会)
- シュクコンカスミソウのうどんこ病 (新称)
- ハクサイ, カブ (Brassica campestris) およびダイコン (Raphanus sativus) から分離したべと病菌 (Peronospora parasitica) の宿主範囲
- キャベツおよびブロッコリー (Brassica oleracea) から分離したべと病菌 (Peronospora parasitica) の宿主範囲
- (23) シュクコンカスミソウに発生したうどんこ病 (新称) (日本植物病理大会)
- L-乾燥, 凍結乾燥およびシリカゲル乾燥法を用いたタバコ輪点ウイルス感染葉の粗汁液と組織片による病原性の長期保存
- タバコ輪点ウイルスのL-乾燥と凍結乾燥による保存法の比較
- アマゾンユリ Eucharis grandiflora から分離された新種の potyvirus, アマゾンユリモザイクウイルス
- (238) CMV外被蛋白質遺伝子を導入したトマトのウイルス抵抗性の発現 (日本植物病理学会大会)
- -80℃の凍結によるブロッコリーべと病菌分生胞子の保存
- (265) ユーチャリスEucharis grandiflora のモザイク病株より分離されたpotyvirus : Amazon Lily mosaic virus (新称) (日本植物病理大会)
- (124) アブラナ科べと病菌の単胞子分離およびその寄生性 (日本植物病理大会)
- (38) Fusarium chlamydosporumおよびF.pallidoseumによるアニゴザンサス立枯病 (関西部会)
- (1) ユーチャリスEucharis grandifloraより分離された宿主範囲の著しく狭いキュウリモザイクウイルス(CMV)の1系統 (関西部会)
- (189) ブロッコリーべと病菌の長期凍結保存方法 (日本植物病理学会大会)
- 3種 Cucumoviruses の凍結乾燥による保存条件の共通性
- (54) ズッキーニ黄斑モザクウイルス (ZYMV) の遺伝子解析1. 3'末端非翻訳領域および外被蛋白遺伝子 (関西部会)
- イネ萎縮ウイルスゲノムセグメントのアガロースとポリアクリルアミドゲル電気泳動における移動度の逆転
- (196) イネ褐条病菌のプロリン要求性変異株による形質転換および伝達能の向上 (日本植物病理学会大会)
- (12) イネ萎縮ウイルスゲノムの電気泳動時のふるいによる移動度の逆転現象 (関西部会)
- インゲンマメ南部モザイクウイルスとカーネーション斑紋ウイルスの凍結乾燥保存中の安定性
- (188) イネ褐条病菌およびトマト青枯病菌のアミノ酸要求性と温度感受性変異株の作出 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- (272) イネ萎縮ウイルスの分節ゲノムS9の遺伝子構造と翻訳産物 (昭和63年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (16) L-乾燥保存によるイネ萎縮ウイルスの活性維持 (昭和62年度地域部会講演要旨(秋季関東部会講演要旨)
- (198) 6種ウイルスの凍結および凍結乾燥保存中の活性変化 (昭和62年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (49) 凍結乾燥保存された3種 Cucumovirus の活性比較 (秋季関東部会講演要旨)
- (6) グラジオラスから分離されたソテツえそ萎縮ウイルス (夏季関東部会講演要旨)
- カーネーション斑紋ウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響
- (222) タバコ輪点ウイルスの L-乾燥保存 (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (199) 京都府下のアズキ (京都大納言) に発生した Potyvirus について (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- Peanut chlorotic ring mottle virus の RNA と外被蛋白の諸性質
- インゲンマメ南部モザイクウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響
- (235) マレーシアのダイズおよびラッカセイから分離されたウイルス (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (223) カブモザイクウイルスとラッカセイ斑紋ウイルスの保存 : 凍結および凍結乾燥保存時の各種添加物の影響 (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- タバコ輪点ウイルスとダイコンひだ葉モザイクウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響
- (265) タイのラッカセイから分離された peanut mottle virus (PnMV) と数種ウイルスとの比較 (昭和58年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- カブモザイクウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響
- (17) タイのラッカセイから分離された peanut mottle virus と tomato spotted wilt virus について (夏季関東部会講演要旨)
- (238) Alfalfa mosaic virus の凍結および凍結乾燥保存時の各種添加物の影響 (昭和57年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- グラジオラスから分離された4種のウイルス
- トマト黄化えそウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響
- 13. 小球形植物ウイルスの保存に及ぼす各種添加物の影響(昭和56年度第27回凍結及び乾燥研究会特別講演および研究報告)
- (243) SBMVとCaMVの保存 : 凍結乾燥が粒子とRNAに及ぼす影響 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- キュウリモザイクウイルスの保存に対する各種添加物の影響
- (248) SBMVとCaMVの保存 : 凍結および凍結乾燥時の各種添加物の影響 (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (234) TobRSVとREMVの保存 : 各種添加物の凍結および凍結乾燥におよぼす影響 (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (33) Tomato spotted wilt virusの保存-各種添加物の保存におよぼす影響 (昭和53年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- (174) カブモザイクウイルスの保存 : 各種添加物の保存におよぼす影響 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- ヤマノイモえそモザイクウイルス
- (228) CMVの保存 : 凍結乾燥標品の保存に及ぼす添加物の影響 (昭和52年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (225) グラジオラスから分離されたウイルス (昭和51年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- わが国のカーネーションウイルス : CaMoV, CaLVおよびCaVMVについて
- (167) CMVの保存 : CMVに対する添加剤と凍結乾燥処理の影響 (昭和50年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (22) ヤマノイモえそモザイクウイルス (秋季関東部会講演要旨)
- (54) ズッキーニ黄斑モザクウイルス (ZYMV) の遺伝子解析1. 3'末端非翻訳領域および外被蛋白遺伝子 (関西部会)
- (54) ズッキーニ黄斑モザクウイルス (ZYMV) の遺伝子解析1. 3'末端非翻訳領域および外被蛋白遺伝子 (関西部会)
- (54) ズッキーニ黄斑モザクウイルス (ZYMV) の遺伝子解析1. 3'末端非翻訳領域および外被蛋白遺伝子 (関西部会)
- フキのウイルス
- (133) フキから分離されたウイルス
- (7) わが国のキクから分離されたキク矮化ウイロイド (秋季関東部会講演要旨)
- (36) ピーマンに見出された TMV の特異系統 (秋季関東部会講演要旨)
- 培養苗における付加価値増大技術-2-耐病性の強化 (バイオナ-サリ-システムの開発)
- タバコ・モザイク・ウイルス-トウガラシ系によるピーマンのモザイク病
- (206) 茨城県の冬春作ピーマンにおけるTomato spotted wilt virus (TSWV)の発生について (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (202) わが国におけるpotato mop-top病の発生 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (137) ピーマンのモザイク株から分離された4種のウイルスについて (昭和45年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (164) カーネーションから分離されたウイルス (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- キュウリ緑斑モザイクウイルス系統間の寄生性と血清学的関係およびわが国へ侵入した経路についての一考察
- スイカにかけるキュウリ・緑斑モザイク・ウイルス : スイカ系の発生および果実における肉質劣変との関係
- (27) 千葉, 茨城のスイカに発生したキュウリ緑斑モザイク・ウイルス (昭和43年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- (250) アブラムシ非伝搬性 cauliflower mosaic virus の DNA (昭和57年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (249) アブラムシ非伝搬性 cauliflower mosaic virus の分離 (昭和57年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- わが国におけるレタスビッグベイン病の発生とその土壌伝染
- (31) わが国におけるlettuce big vein病の発生とその土壌伝染 (昭和51年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- (10) スイカの肉質劣変果 (コンニャク症状果) から分離されるウイルス (秋季関東部会講演要旨)
- (118) キュウリ緑斑モザイクウイルスのC系, W系の存在およびそれらと TMV との血清的類縁関係 (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (239) ダイズの永続型アブラムシ伝搬性ウイルスIndonesian soybean dwarf virusについて (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)