シュール補元による反復法のチューニング
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概要
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2次元問題では5点,3次元問題では7点の有限差分法を用いるプログラムで,元の行列にそのまま反復法を適用するよりも,レッドブラック順序に行列を並べ換え,縮小系(シュール補元)に消去してから反復法を適用するほうが計算時間が短縮できることがある.この方法は2次元問題で対称行列を扱う場合は有効とする報告があるが,3次元問題に不用意に用いると,計算量が増大することもあり,実用には難点もあった.本論文では計算量増大の問題を"奇数調整"によって回避する実装方式を提案する.いくつかの数値実験により,3次元問題での有効性を確かめた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-12-15
著者
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