ストロークエディタと直接指示・操作方式
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概要
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本論文の目的は次の三つである. (1)「ストロークエディタ」という新しい種類のエディタを提唱し,実現したプロトタイプシステムについて述べること.ストロークエディタ上において入・出力し編集されるデータは利用者が書(描)いた筆跡であり,この筆跡をエディタ内において表現するデータ型はストローク(点列)である.このエディタの目的は,筆跡をそのままの姿でコンピュータに入力し,保存したり編存したり送信することである.このエディタがその本質において必要としているハードウェアは,表示平面と入力平面とが一体となったいわば紙のようなコンピュータと,スタイラスペンだけである.(2)ストロークエディタでとられた対話の方式「直接指示・操作方式」を提唱してその性質を導き,この方式の重要性を示すこと.対話の方式を特徴づける上で,また,使い易くする上で,この方式が非常に重要であることを示す.導出される性質の代表例として,この方式により仮想物(例えばカーソノレ)が実物(例えばペン先)化されること,順次入力に必要な記号(カーソルや空白など)を利用者が意識する必要がなくなること,そしてこの方式の必要十分条件がある.(3)利用者へ機械を近づける方法を示すこと.方法の主なものは,人が作業する場(本論文では筆削をするタブレット入力面)をそのまま受け入れる機械の場(本論文では液晶出力面),を作り上げることである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-08-15
著者
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清水 聡
東京電機大学工学部電気通信工学科
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守屋 慎次
東京電機大学工学部電気通信工学科
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森田 利広
東京電機大学工学部電気通信工学科
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稲井 幸治
東京電機大学工学部電気通信工学科
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守屋 慎次
東京電機大学 工学部 情報通信工学科
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守屋 慎次
東京電機大 工
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