ペン入力文字枠の最小値と準最適値
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概要
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本論文ではペンコンピュータの画面上で文字を記入する際の文字枠の大きさに注目し,一文字枠の最小値と準最適値を実験的に求める.ここで準最適値とは,最適値が存在すると仮定してそれを求めていく過程における近似値,と定義する.本論文では英語の小文字,英語の大文字,数字,ひらがな,カタカナおよび漢字という六種類の筆記対象のそれぞれに対して,最小値と準最適値を求めた.最適性の評価基準は,文字入力枠からはみ出る字画の数が零になることとした.本論文で求める最小値は,現在市場にあるものより更に高精細のタブレットやペンや表示装置を設計する際の指針になると考える.また準最適値はペンコンピュータにおける文字入力枠の大きさを設計することに役立つと考える.本論文は,ペン入力文字枠の大きさや形に注目して,その最小値と(準)最適値という基本的な課題を初めて提起した.また実験を通じて求める方法を示し,第一次の近似解といえる結果や,文字枠の大きさや形に関する有用な性質を述べている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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