図的思考支援を目的とした図の多視点遠近画法について
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概要
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KJ法に代表される発想法を計算機支援する際の重要な課題の一つである「全体視・詳細視問題」について考察する.限られたサイズの画面において図解の一覧性をいかにして達成するかを議論し,「多視点遠近画法」と呼ばれる新しい表示方式を提案する.まず使用者の立場から表示方式への五つの要求(詳細性,全体性,同時性,表示像の単一性,写像の適性)を明確にし,それらの要求を満たすものとして3種類の多視点遠近画法(魚眼表示方式,直交魚眼表示方式,二様表示方式)の写像を与え,それらの写像の性質を整理する。さらに我々が目的としている図的思考支援における本方式の有効性を示すため,発想法で用いられる図解を抽象化した複合グラフを表示対象とする場合をとりあげ,二様表示方式が五つの要求すべてを満足する有効な表示方式であることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-08-15
著者
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三末 和男
株式会社富士通研究所情報社会科学研究所
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三末 和男
(株)富士通研究所 コンピュータシステム研究所 ドキュメント処理研究部
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杉山 公造
株式会社富士通研究所情報社会科学研究所
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杉山 公造
(株)富士通研究所情報社会科学研究所
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杉山 公造
(株)富士通研究所
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