図的発想支援システム D-ABDUCTOR の開発について
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概要
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D-ABDUCTORは,人間の発想能力と計算機の情報処理能力の効果的統合を目指して開発を続けている発想支援システムである.その特徴は,(1)KJ法の過程を図的思考展開過程としてとらえた.対話型支援システムであること,(2)図の高度な編集を可能にし,操作を容易にする図の自動描画機能を利用した高機能グラフィック・インタフェースの開発に最も重点を置いていること,(3)直接操作環境とアニメーション環境を実現し,ユーザの手間と認知的負担を軽減していること,(4)通信機能やマルチメディア機能などの計算機の能力を活用することにより,発想支援の新しい可能性を実現していること,などである.本論文では,KJ法を参考にした発想支援システムの開発に対する基本的な考え方を述べ,実現したD-ABDUCTORが提供する機能について詳しく説明する.また,実際にKJ法的な作業を行った例を用いてD-ABDUCTORの利用法を示すとともに,ユーザの実作業に対する試用報告に基づいてD-ABDUCTORを機能的にまた総合的に評価する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-15
著者
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