KJ法グループ編成段階においてカードを自動配置する方法の検討
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概要
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KJ法グループ編成段階は,人が関係ありと思ったカードをグループに分けていく過程である.本稿ではそのような過程に計算機によるカードの自動配置を利用する方法を検討する.われわれはこの方法の中核として働くアルゴリズムの候補としてクラスタ分析に使われる多次元尺度構成法に着目した.そしてKruskalおよびKakushoがそれぞれ提案する写像を実装し挙動を調査することにより,グループ編成段階に用いることが適切であるかどうかを検証した.写像で用いる規準関数の解が非最小極小に陥り最適な配置が得られない可能性があるなどの問題点を整理した.そしてそれら問題のうちのひとつについてその性質を実験を通して明らかにしたことで,グループ編成という目的に対する解決法を見つけることができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-13
著者
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