出力指向の段階的詳細化による設計法
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概要
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ソフトウェア開発においてプログラムを関数としてとらえると,仕様記述とは入出力データ間の関係を定義するものである.また仕様作成とは要求仕様を徐々に詳細化していく過程であると考えられる.ここで抽象的概念のまま入出力データ間の依存関係等の定義を進め,より細かい記述をする段階に入ったときに初めて必要なだけの詳細化を行う手法を用いることにより,要求仕様やデータ構造の詳細を事前に過剰な詳細化を行わずに仕様作成を進めることが可能となる.さらに,解析・設計を出力指向で行うことにより,構造不一致問題の回避に中間ファイルを必要とせず,問題を局所的に解決できる.本論文では,このデータ構造の段階的詳細化による仕様作成法SDR法について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-15
著者
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