概念体系を用いた概念抽象化手法と語義判定におけるその有効性の評価(自然言語)(<特集>コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント)
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概要
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概念抽象化は,概念をより上位の概念にマップする操作であり,与えられた概念を適切な粒度の概念に抽象化する操作は,様々な意味処理タスクで利用可能である.本稿では,均等深度法(Flat depth method),均等サイズ法(Flat size method),均等クラス確率法(Flat probability method)の3つの概念体系を用いた概念抽象化手法について,EDR概念辞書を利用して種々のパラメータで概念抽象化を実現し,これを概念タグ付きのEDRコーパスを用い,単語の曖昧性解消タスクに対して適用することにより,それぞれの抽象化手法の評価を行った.この結果,均等クラス確率法がこの対象タスクに対して最も有効であるという結果を得た.また,人間の直感的判断に基づいて作成した概念抽象化データとも予備的な実験による比較を行った結果,人間の判断と最も類似した判断を行った手法は,均等サイズ法であった.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2003-02-15
著者
-
木村 和広
株式会社東芝研究開発センター:(現)知識メディアラボラトリー
-
平川 秀樹
株式会社東芝研究開発センター
-
平川 秀樹
(株)東芝 研究開発センター
-
平川 秀樹
株式会社東芝研究開発センター:(現)知識メディアラボラトリー
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